この記事のポイント
  • 灯油やガスを使うストーブ、多くの自治体で粗大ゴミとして出せます。
  • 電気ストーブやハロゲンヒーターは小型家電リサイクル法の制度対象で回収ボックスを使える地域があります
  • 薪ストーブや事業で使ったストーブは家庭ゴミとして出せません
  • 灯油が抜けない、複数台ある、急いでいるといった場合は、不用品回収レスキューセンターが24時間受付・最短即日で訪問回収します

ストーブの処分方法は、灯油・ガス・電気のどれで動くかによって変わります。

石油ストーブやガスストーブは家電リサイクル法の対象外で、灯油やガスの処理を済ませれば多くの自治体で粗大ゴミとして出せます。

一方で電気ストーブは小型家電リサイクル法の制度対象にあたり、回収ボックスを使える地域もあります。

暖房器具の回収と買取を年間数百台扱う不用品回収レスキューセンターのスタッフである私が、ストーブの処分方法について重要な以下ポイントを現場の経験を交えて解説します。

  • ストーブの種類の見分け方
  • 家電リサイクル法との関係
  • 粗大ゴミと店舗引き取りの比較
  • 買取ってもらえるストーブの条件
  • 業者に頼む費用相場

ストーブの処分方法は種類によってどう違う?

ストーブの処分方法は種類によってどう違う?

ストーブの処分ルートは燃料の種類でほぼ決まります。

種類 主な処分ルート リサイクル法の扱い 処分前の注意
石油ストーブ
石油ファンヒーター
  • 粗大ゴミ
  • 店舗引き取り
  • 買取
  • 回収業者
対象外 灯油を抜き切る、点火用の乾電池を外す
ファンヒーターは送風と点火には電気を使うが石油機器
ガスストーブ
ガスファンヒーター
  • 粗大ゴミ
  • 店舗引き取り
  • 買取
  • 回収業者
対象外 ガス栓を閉めてガスコードを外す
電気ストーブ
ハロゲンヒーター
  • 小型家電回収ボックス
  • 粗大ゴミ
  • 不燃ゴミ
  • 回収業者
小型家電リサイクル法の制度対象 電源コードを束ねる
オイルヒーター
  • 粗大ゴミ
  • 買取
  • 回収業者
小型家電リサイクル法の制度対象 オイルは抜かずにそのまま出す
薪ストーブ
ペレットストーブ
  • 販売店・施工業者
  • 回収業者
対象外 煙突の撤去が必要になる
FF式ストーブ
  • 設置した販売店・設備業者
  • 回収業者
対象外 給排気筒を取り外す
業務用ストーブ 許可を持つ処理業者 事業系の廃棄物 家庭ゴミの収集には出せない

見た目で判断できないときは、本体の側面や背面にある銘板(製品情報のラベル)を確認します。

燃料やガスの種類、定格消費電力の表示から種類が分かり、型番と製造年も読み取れます。製造年は買取に出せるかの判断にも使うので、メモしておくと便利です。

種類ごとの処分方法を解説します。

灯油を使う石油ストーブと石油ファンヒーターの処分方法

石油ストーブと石油ファンヒーターは、灯油を抜き切れば多くの自治体で粗大ゴミとして出せます。店舗の引き取りや買取、不用品回収業者も選べます。

どのルートを選んでも、灯油が残っていないことが受け付けの前提になります。灯油を残したまま集積所に出して回収されなかった、という相談が毎年春に必ず届きます。

芯式の石油ストーブは、点火用の乾電池も外してから出してください。

石油(灯油)ストーブの詳しい処分の流れは石油ストーブの処分方法の記事で、石油ファンヒーターは石油ファンヒーターの処分方法の記事で解説しています。

ガスストーブとガスファンヒーターの処分方法

ガスストーブとガスファンヒーターは、ガス栓を閉めてガスコードやゴム管を外せば、多くの自治体で粗大ゴミとして出せます。灯油のように中身を抜く作業はないので処分前の準備は比較的シンプルです。

注意したいのは、外したガスコードの扱いです。本体と一緒に出せる自治体もあれば、不燃ゴミとして別に出す自治体もあるため、お住まいの自治体サイトで確認してください。

ガス栓の閉め方や機器の外し方に不安があれば、契約しているガス事業者に相談すると安心です。

売却や譲渡を考えている場合は、ガスの種類に気をつけましょう。都市ガス用とLPガス用の機器には互換性がなく、相手の家のガスに合わなければ使えません。

ガスストーブは石油機器より軽い機種が多く、玄関先まで運び出しやすい点は処分しやすさにつながります。

また、ガス会社からレンタルしている機器は処分せず、返却の手続きをしてください。

電気ストーブとハロゲンヒーターの処分方法

電気ストーブとハロゲンヒーターは、小型家電リサイクル法の制度対象にあたる暖房器具です。自治体の小型家電回収ボックスに入れるか、粗大ゴミや不燃ゴミとして出すのが基本の処分方法になります。

ただし、回収ボックスは投入口に入る大きさに限られるため、背の高いハロゲンヒーターは粗大ゴミとして扱う自治体が多数派です。

小型の電気ストーブなら、不燃ゴミとして通常の収集日に出せる地域もあります。電源コードは本体に束ねておくと収集作業で引っかかりません。

ハロゲンヒーターやカーボンヒーターの発熱管はガラス製で、割れると破片でけがをするおそれがあります。運ぶときは本体を倒さず、ガードの上から新聞紙などで包むと安全です。

ハロゲンヒーターの分別や出し方は、ハロゲンヒーターの処分方法の記事で詳しく解説しています。

オイルヒーターの処分方法

オイルヒーターは、中のオイルを抜かずにそのまま粗大ゴミとして出すのが一般的な処分方法です。オイルは本体に密閉されていて、交換や補充を前提にしない構造だからです。

自分でオイルを抜こうと本体を開けると、漏れたオイルで床を汚したり、処分の受け付けを断られたりする原因になります。

オイルヒーターは電気で動くため、小型家電リサイクル法の制度対象にも含まれます。ただ本体が大きく重いので、回収ボックスではなく粗大ゴミで出すケースがほとんどです。

デロンギなど人気メーカーの比較的新しいモデルは、リサイクルショップで値が付くこともあります。

オイルヒーターの処分と買取のポイントは、オイルヒーターの処分方法の記事で解説しています。

薪ストーブとペレットストーブの処分方法

薪ストーブとペレットストーブは、本体と煙突をセットで撤去する必要があるため、設置した販売店や施工業者への相談が基本です。自分で取り外して粗大ゴミに出す、という流れにはなりにくい暖房器具といえます。

薪ストーブの多くは鋳鉄や鋼板でできており、大人1人では動かせない重さがあります。粗大ゴミで受け付けていない自治体も多く、屋根を貫通する煙突の撤去は高所作業になります。

ペレットストーブは燃料の自動供給に電気部品も使うため、構造がさらに複雑です。

その一方で、薪ストーブは中古の需要がある暖房器具でもあります。状態の良い有名メーカー品なら、専門店で買取や下取りが付く場合もあります。

処分費を払う前に、一度問い合わせてみる価値はあるでしょう。煙突の撤去費用は長さや屋根の形状で大きく変わるため、現地を見てもらってから見積もりを取るのが確実です。

FF式ストーブや業務用ストーブの処分方法

FF式ストーブは、壁に通した給排気筒を外してから処分する必要があります。屋外と直接給排気する構造で、北海道や東北などの寒冷地で多く使われているタイプです。

給排気筒を外したあとの壁穴はふさがなければならず、屋外の灯油タンクと配管でつないでいる場合は配管の処理も伴います。

設置した販売店や設備業者に取り外しを頼み、本体の処分もあわせて相談するのが確実です。

FF式は灯油を燃料とする機種がほとんどなので、本体を出すときは石油ストーブと同じく灯油を抜き切ることが前提になります。

店舗や事務所など、事業で使ったストーブは家庭ゴミの収集には出せません。事業系の不用品として、許可を持つ処理業者に依頼してください。

ストーブの処分方法5つを費用と手間とスピードで比べるとどれがいい?

ストーブの処分方法5つを費用と手間とスピードで比べるとどれがいい?

ストーブの処分方法は、費用・手間・処分までのスピードの3つで比べると選びやすくなります。ここでは家庭用ストーブ1〜2台を処分する前提で、5つの方法を同じ物差しで比べました。

処分方法 費用 手間 スピード
自治体の粗大ゴミ・不燃ゴミ 数百円〜2,000円程度 予約と集積所への運び出しが必要 収集日まで1〜4週間程度
家電量販店・ホームセンター 店舗ごとに異なり有料の場合が多い 買い替え時は配送と同時、持ち込みは自分で運搬 新品の購入日や配送日に合わせる
リサイクルショップの買取 売れれば収入になる 持ち込みか出張査定の予約が必要 査定の予約次第
フリマアプリ・譲渡 売値から送料と手数料を引いた額 撮影・梱包・発送が必要 買い手が見つかるまで未定
不用品回収業者 1台数千円程度から 家の中からの運び出しまで任せられる 最短で即日

費用の安さでは自治体の粗大ゴミが最も有利で、手間の少なさと速さでは不用品回収業者が上回ります。

私は、2週間ほど待てて自分で運び出せるなら粗大ゴミ、急ぎや台数が多いなら業者、と条件で決めるのが失敗しない選び方だと考えています。

年式の新しいストーブは、どちらに出す前にも買取の査定を受けてください。

それぞれの方法を詳しく解説します。

自治体の粗大ゴミや不燃ゴミで処分

自治体の粗大ゴミは、ストーブを最も安く処分できる方法です。手数料は自治体と大きさによって異なり、数百円から2,000円程度が目安になります。

一般的な流れは、電話やインターネットで申し込み、粗大ゴミ処理券を購入して本体に貼り、指定日に集積所へ出す形です。

粗大ゴミになるか不燃ゴミになるかは本体の大きさで決まります。例えば、大阪市の場合は、最大の辺が30cmを超えるものを粗大ごみとしています。

弱点は以下です。

  • 収集日まで1〜4週間ほど待つことがある
  • 集積所まで自分で運ぶ必要がある

車があれば、処理施設へ直接持ち込める自治体もあります。申し込むときは石油ストーブや電気ストーブのように種類まで伝えると手数料の案内がスムーズです。

家電量販店やホームセンターの引き取り

家電量販店やホームセンターの引き取りは、新しい暖房器具に買い替えるときに便利な方法です。新品の購入や配送のタイミングで古いストーブを引き取ってもらえるため、自分で運ぶ手間がほとんどかかりません。

ただし、引き取りの条件は店舗ごとに大きく違います。料金、灯油の扱い、引き取りのみの依頼ができるかを、出かける前に店舗の公式サイトか電話で確かめておきましょう。

石油ストーブは、灯油を抜いた状態でないと受け付けない店舗が一般的です。配送のついでに引き取る仕組みのため、灯油の抜き取りなどの作業までは頼めないと考えておくと安心です。

リサイクルショップの買取

リサイクルショップで値が付きやすいのは、製造から5年程度以内で正常に動くストーブです。取扱説明書などの付属品がそろい、以下のような人気メーカーの製品なら、査定でさらに有利になります。

  • コロナ
  • トヨトミ
  • ダイニチ
  • デロンギ

査定額を左右するもう一つの要素が季節です。中古のストーブは寒くなる前の9〜11月に需要が高まり、春は店側の在庫が増えて値が付きにくくなります。

石油機器は灯油を抜き、タンクのにおいを落としておくと評価が下がりにくくなります。

値が付かなければ持ち帰りになるため、ほかの処分方法も用意しておくと二度手間を防げます。出張買取なら運び出しの手間も省けますが、出張料や査定の条件は店舗ごとに確認してください。

フリマアプリや知人への譲渡

フリマアプリや知人への譲渡は、売れれば処分費がかからず収入にもなる方法です。その代わり撮影や梱包、発送の手間がかかり、買い手が見つかるまで手放せません。

石油ストーブを発送するなら、灯油を完全に抜くことが欠かせない条件です。灯油が残っていると、配送サービスで受け付けてもらえないことがあります。

大型のストーブは送料が高く、売値の多くが送料で消えるケースも珍しくありません。梱包には本体が入る段ボールと緩衝材が必要で、購入時の箱が残っていれば発送の負担はぐっと軽くなります。

ガスストーブを出品するときは、都市ガス用かLPガス用かを明記してください。

不用品回収業者に依頼

不用品回収業者は、日時を指定して家の中からストーブを運び出してもらえる処分方法です。費用は自治体の粗大ゴミより高くなりますが、予約待ちや運搬の手間がなくなります。

たとえば、不用品回収レスキューセンターは、24時間受付・365日対応で、最短即日の回収にも応じています。運び出しや分別はすべてスタッフが行い、灯油が残ったストーブもそのまま相談できます。

買取できる品物は、回収時にその場で買い取ります(古すぎる家電は対象外です)。

業者を選ぶときは、料金の安さだけでなく許可や見積もりの条件も確かめることが大切です。依頼の流れは、問い合わせ、現場での無料見積もり、日程の確定、運び出しと回収、支払いの順です。

粗大ゴミとの違いをもっと詳しく知りたい方は、粗大ゴミと不用品回収を比較した記事も参考にしてください。

ストーブの処分を回収業者に頼んだほうがいいのはどんなとき?

ストーブの処分を回収業者に頼んだほうがいいのはどんなとき?

ストーブの処分を回収業者に頼むかどうかは、灯油の状態、台数、処分までの期限の3つで判断できます。

ストーブの処分で業者が向いている5つのケース

ストーブの処分で業者が向いているのは、自分で準備や運搬をするのが難しいときと、処分の期限が迫っているときです。具体的には、次の5つのケースが当てはまります。

  1. タンクの灯油が抜けない、または量が多い
  2. ストーブが2台以上ある
  3. 実家や空き家の片付けと一緒に処分したい
  4. 引越しなどで数日以内に手放したい
  5. 重くて玄関先まで運び出せない

私は、ストーブ1台だけで収集日まで待てるなら、自治体の粗大ゴミをおすすめしています。ただし上の項目に1つでも当てはまるなら、業者に頼むほうが時間と体力の負担は小さくなります。

特に灯油が残ったままの石油ストーブは、無理に抜こうとしてこぼすより、扱いに慣れたスタッフに任せるほうが安全です。

不用品回収レスキューセンターでは、ストーブ1点から回収し、こたつなどほかの暖房器具もまとめて引き取れます。

不用品回収業者でストーブを処分する費用相場

不用品回収業者でストーブを処分する費用は、1台だけなら数千円程度、ほかの不用品とまとめるなら1万円前後からが目安です。金額は台数、階段作業の有無などの運び出し条件、作業エリアによって変わります。

不用品回収レスキューセンターの場合、1点ごとの回収料金は500円〜6,000円(別途諸経費)です。まとめて処分したいときのために、次の定額パックも用意しています。

パック 料金
ワゴン車パック 8,800円〜
軽トラ乗せ放題 11,000円〜
1〜2tトラック乗せ放題 44,000円〜

ストーブと一緒に家具や家電も出すなら、1点ずつの料金を積み上げるよりパックのほうが総額を抑えやすくなります。

見積もりは現場で無料で行い、見積もり後に追加料金が発生することはありません。電話で「ホームページを見た」と伝えると、基本料金から3,000円が割引になります。

無料回収トラックや無許可業者を避けるための確認方法

不用品回収業者を選ぶときは、一般廃棄物処理業の許可か市区町村の委託を受けているかを最初に確認してください。家庭から出る廃棄物の収集・運搬にはそのどちらかが必要です。

無料をうたって巡回するトラックでは、積み込んだあとに高額な料金を請求されるトラブルも起きています。

私たち回収業者の立場から見ても、灯油が絡むストーブを無料で引き取って採算が合う仕組みは考えにくいものです。依頼する前に、次の4点を確かめてください。

  • 許可番号や市区町村の委託の表示
  • 作業前に書面で出る見積もり
  • 追加料金が発生する条件
  • 会社名と所在地と電話番号

不用品回収レスキューセンターは作業前に必ず見積もりを提示し、見積もり後の追加料金は一切いただいていません。第三者賠償責任保険にも加入しています。

許可の見分け方は不用品回収業者の許可を解説した記事で、無料回収の注意点は無料回収トラックの注意点の記事で詳しく紹介しています。

まとめ|ストーブの処分を進めるための3ステップ

ストーブの処分は、次の3つの順に進めると迷わずに済みます。

  1. 早見表で自分のストーブの種類を確かめる
  2. 灯油・ガス・乾電池の処理を済ませる
  3. 費用と手間とスピードで処分方法を1つに決める

今日のうちに銘板の型番と製造年をメモして、自治体サイトで粗大ゴミの区分と収集日を調べてみてください。

灯油が抜けない、台数が多い、今週中に片付けたいといった事情があるなら、プロに任せるのが近道です。

不用品回収レスキューセンターは24時間受付・最短即日で伺い、現場での無料見積もりから運び出しまで対応します。

電話、お問い合わせフォーム、LINEのいずれからでも気軽にご相談ください。

よくある質問

ストーブは何ゴミ?

ストーブが何ゴミになるかは、燃料の種類と本体の大きさで決まります。主な種類ごとの出し方は次のとおりです。

  • 石油・ガスストーブは粗大ゴミが基本
  • 電気ストーブは小型家電回収ボックスか粗大ゴミ
  • 薪ストーブと業務用ストーブは家庭ゴミに出せない

大きさの基準は自治体ごとに違うため、本体を測ってからお住まいの自治体サイトで確認してください。

ストーブの処分方法はどれを選べばいいですか?

費用と手間とスピードのどれを優先するかで選びます。

  • 費用を抑えたいなら自治体の粗大ゴミ
  • 買い替えるなら家電量販店やホームセンター
  • 製造から5年程度以内なら買取
  • 急ぎや複数台なら不用品回収業者

灯油が残ったストーブでも回収してもらえますか?

自治体の粗大ゴミや店舗の引き取りでは、灯油が残っていると受け付けてもらえないことがほとんどです。自分で抜けない場合は、灯油が残ったストーブを扱える不用品回収業者に相談してください。不用品回収レスキューセンターでは、灯油が残ったままのストーブもそのまま相談でき、運び出しまでスタッフが行います。

ストーブ1台だけでも不用品回収業者に頼んでいいですか?

頼めます。1点から回収に対応している業者を選べば、ストーブ1台でも依頼できます。収集日まで待てるなら自治体の粗大ゴミのほうが安く済むので、急ぎかどうかで決めるのがおすすめです。不用品回収レスキューセンターは1点から回収し、現場での見積もりも無料です。電話で「ホームページを見た」と伝えると、基本料金から3,000円が割引になります。