金庫の処分費用はいくら?重量別相場・よくある追加料金・安くなる捨て方まで失敗しない方法を徹底解説!
金庫を処分しようとして、自治体の粗大ごみで断られて固まる。これ、珍しくありません。
金庫は処理ルートも費用の決まり方も家具とは違います。しかも退去日や片付け期限があると、ゆっくり調べる余裕もないはずです。
この記事では金庫の処分費用の相場を、重量・搬出状況・処分方法ごとに整理し、追加料金が出る条件と、費用を下げる現実的なコツまで説明しました。読み終えるころには「自分はどのルートで、いくら位で、何を準備すべきか」が見える状態にします。

この記事のポイントは?
費用無料で金庫を処分する方法は?

結論だけ言うと、安さ優先なら買取や買い替え引取、スピード優先なら許可業者の回収です。どれが正解かは、金庫そのものより「期限」と「搬出難易度」で決まります。
手提げ金庫・非耐火なら自治体のゴミで出せるケースも
手提げのキャッシュボックスのように耐火材がないタイプは、自治体の分別で対応できることがあります。ここは自治体ごとにルールが違います。
判断は「耐火かどうか」と「サイズ・重量」の2軸で考えると迷いません。
多くの自治体で金庫(耐火金庫)は収集しないと明記されています。特に耐火金庫は自治体が収集しない例がほとんどで、販売店や製造元への相談を案内しています。
買取・譲渡できる条件
買取が成立しやすいのは、状態が良く、需要がある金庫です。以下が条件の目安です。
- 年式が新しめ
- メーカーがはっきり
- 鍵や説明書など付属が揃う
- 搬出が容易
買取をするなら業者側に古物商許可が必要になります。
買い替え時の引取という手がある
買い替え予定があるなら、処分費用は一段下がる可能性があります。多くのメーカーで、買い替え時に同種の既存製品を引き取ってくれる場合が多いです。
ポイントは「処分だけ」を頼むより「入れ替え」で動くほうが、運搬と段取りが一本化されやすいことです。金庫は運ぶだけでコストが出るので、工程がまとまると安くなります。
金庫の処分費用はいくら?

金庫の処分費用は、家具みたいに「サイズだけ」で決まりません。ざっくり言うと、金庫の重量と搬出の難易度、そして処分ルート(自治体NG→業者処理など)で上下します。
ここを押さえると、相見積もりを取ったときに「高いのか、条件が重いだけなのか」が見えるようになります。
家庭用(小型〜中型)の相場
家庭用の据え置き型(小〜中型)は、費用のレンジが広く、目安としては数千円〜3万円前後と広くなってしまいます。重量別では以下が目安です。
- 小型(〜50kg):14,500〜22,000円
- 中型(〜100kg):22,500〜30,000円
この差は同じ金庫でも、含まれているものが違うからです。たとえば、価格が低い提示は搬出が易しい前提だったり、回収単体の想定だったりします。
逆に高い見積もりは、養生・人員・階段・作業時間まで込みで見ていることが多いです。
実務で一番ラクな進め方は、最初から条件を揃えて見積もりを取ることです。具体的には次を用意すると、比較しやすい見積もりになります。
- 耐火か非耐火か(耐火だと重く、自治体NGになりやすい)
- 概算重量(型式プレート、メーカー名、外寸から推定)
- 設置階とエレベーター有無
- 搬出経路の写真(廊下の曲がり角、階段の踊り場、玄関の段差)
金庫は「持ち上げられるか」ではなく「曲がれるか」が問題になることが多いです。なので、写真は正面より通路の画像の方が業者にとって有益です。
100kg超・大型の相場
100kgを超えると、費用の大半は処分より搬出作業にかかります。動かせる人数、運び方、養生、場合によってはクレーンや解体が必要になります。
処分の現場でよく採用される考え方として、重量ベースで1kgあたり250〜300円が相場として挙げられます。
ただし、実際には、重量料金に加えて階段・段差・クレーン・解体・固定解除といった現場オプションが追加されます。大型になればなるほど、現場の状況で差が大きくなります。
見積もりの内訳は何を見るべき?
見積もりは合計より内訳の粒度が重要です。金庫の処分費用は、内訳が曖昧だと後から追加が出やすい構造になっています。
まずは次の5つの要素を確認してください。
- 基本料金(出張・受付・最低作業のベース)
- 搬出作業料(人員、階段、段差、養生)
- 運搬費(車両、積み込み、距離)
- 処分費(処理施設に出す費用)
- 特殊作業料(クレーン、解体、開錠、固定解除など)
さらに、次の3つは必ず文書で確認しておくと強いです。
- 追加料金が発生する条件が何か(階段1階ごと、段差1か所ごと等)
- 当日増員があった場合にどうなるか(増員=加算なのか、込みなのか)
- 養生の範囲(床・壁・階段のどこまでを含むか)
金庫は作業そのものより段取りで差が出ます。内訳が揃うと、意味のある相見積もりになります。
金庫の処分で追加料金はいつ発生する?

追加料金は、ほぼ例外なく現場要因で発生します。金庫処分を扱う多くの業者の価格表でも、段差・階段・クレーン・解体・破壊開錠が別途特殊作業として挙げられます。
階段・段差・狭い通路で上がる
一番多い追加が階段と段差です。重量別となることが多く、目安は以下です。
- 段差越え:1か所5,000円〜
- 階段作業:100kg未満 6,000円~9,000円
- 階段作業:200kg未満 20,000円程度
- 階段作業:300kg未満 30,000円程度
ただし、階段料金は、次の条件によって大きく変わります。
- 踊り場の広さ(回転できるか)
- 段差の連続(玄関框→上がり→廊下など)
- 手すりの突出
上記3点が分かるだけで、各業者の見積もりを公平に比較できますし、当日になって別料金が発生してしまうリスクがかなり減ります。
固定(アンカー)解除や床養生が必要な場合
店舗・小規模事務所の金庫は、床に固定されていることが珍しくありません。固定があると、搬出前にアンカーボルトの解除が必要になり、床材によっては穴が残ります。
以下を確認しましょう。
- 金庫の四隅にボルト頭や穴が見えるか
- 金庫の周囲にベースプレートがあるか
- 床面に金属の座金や補強材が入っていないか
さらに、重量物の搬出は床・壁・階段に傷が入りやすいので養生が増えます。ここが追加作業になりやすいです。
追加を減らすコツは、固定の有無を思い込みで決めないことです。
固定が疑わしい場合は、写真を添えて見積時点で織り込みます。当日になって固定が発見されると、工具の手配や作業時間が延びて、どうしても加算されがちです。
クレーン・解体・破壊開錠が必要な場合
階段が無理なとき、現実的な打ち手がクレーン搬出か解体搬出です。現場の状況によって変わりますが、以下に挙げるような特殊作業費用が別建てで必要になります。
- クレーン搬出:35,000円以上〜
- 解体搬出:20,000円以上〜
- 開錠:10,000円以上〜
開錠費用は金庫の種類で変わります。ダイヤル式の鍵開け料金相場を10,000〜30,000円程度、防盗金庫では100,000〜180,000円となる場合もあります。
無理に自力で解体するのは避けた方が安全です。
すぐできる金庫の処分費用を下げる節約術は?

金庫処分費用の節約は、単に「安くしてほしい」と値切るより、見積もりベースで交渉する方が効果があります。やることは以下の3つです。
- 情報を揃える
- まとめる
- 買取余地を潰さない
この順で進めると、無駄な費用項目を削って、総額を安くできます。
写真と情報で見積もりの一貫性が上がる
見積もりの精度を上げる写真は、金庫の正面だけでは足りません。最低限、設置状況と搬出経路の情報が必要です。
- 金庫の正面(サイズ感が分かるよう周囲も)
- 型式プレート(あれば)
- 玄関までの通路、曲がり角、段差、階段
- 床固定の有無が分かる金庫足元
これが揃うと、作業人数や車両が読みやすくなり、追加条件も先に出せます。結果として、最終金額が下がることが多いです。
特に、大型金庫の搬出で失敗しないコツは、見積依頼の前に搬出方法を推定できる以下の情報を業者に提供することです。
| 業者が知りたいこと | 重要になる情報 |
| 階段でいけるか |
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| 玄関で出せるか |
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| 吊り(クレーン)案が必要か |
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開かない金庫でも費用を抑えられる
鍵や番号が分からないと焦りますが、まずは「中身を取り出す必要があるか」考えましょう。通帳や権利書が入っていそうなら、お金をかけて開錠する価値は高くなります。
一方、空であることが確実なら処分を優先できます。
DIYでの解体や破壊は行わないでください。粉じんやケガのリスクが高いです。
中途半端に壊した結果として処分先がなくなり、余計に高くつくこともあります。
不用品回収(許可業者)に頼む
急ぎの人に向くのが、搬出込みで不用品回収業者に依頼する方法です。許可業者に頼むメリットは、養生・人員・搬出計画までセットでお願いできることです。
特に、出張・車両・人員が固定費なので、同日に家具や家電も一緒に出せると金庫単体の処分費用の割高感が薄まります。
引っ越しや退去のタイミングなら、いらない物を一箇所に集めておくと見積もりがシンプルになります。
家庭なら一般廃棄物収集運搬業許可、事業所なら産業廃棄物収集運搬業許可が必要です。
【段取りチェック】金庫処分の当日までに何をすればいい?

金庫処分は、準備が整っているほど短時間で作業が終わり、費用も膨らみません。逆に、当日の作業でバタつくと追加作業が増えます。
中身の整理(通帳・印鑑・鍵・契約書)
処分前に中に入っているものは必ず整理します。開かない場合は、まず「何が入っている可能性が高いか」を家族や関係者と洗い出してください。
捨ててしまって後で困ってしまう以下のような物が紛れがちです。
- 契約書
- USBやSDカード
- 印鑑
- 合鍵
- 身分証のコピー
優先順位が決まると開錠にお金を払う価値があるか判断できます。
養生の確認
当日の搬出作業は床が傷つきやすいので、養生(保護シート)をどうするかも確認します。ここを曖昧にしていると、当日になって作業が止まってしまい、無駄な追加費用が発生してしまいます。
当日の立ち会いで確認すること
立ち会いでは、作業開始前に「見積もりの前提」と「追加条件」を口頭で一致させます。そのうえで、搬出のルートと養生範囲を指差し確認しましょう。
最後に、金庫の置き跡(床の穴や汚れ)がある場合の対応も確認します。直前の5分の確認で、後日の揉め事の可能性がほぼなくなります。
まとめ
金庫の処分費用は、重さだけでなく搬出の難しさと処理ルートで大きく変わります。耐火金庫は自治体で収集しない例が多く、まずは「耐火かどうか」「搬出経路」「固定の有無」を確認するのが最短です。
見積もりは基本・搬出・運搬・処分・特殊作業の内訳で比較し、階段やクレーン、開錠などの追加条件を先に潰すと安心です。
次にやることは、写真と情報を揃えて相見積もりを取り、買取や買い替え引取の可能性も確認すること。急ぎでも、段取りを押さえればスムーズに片付きます。

